UselessDad’s diary

気になることを書きたいと思います。

住宅展示場に行って失敗しない為に




住宅展示場に訪問時の注意点

さあ、訪問時に回る3社の選定と訪問時の目的が決まって、いよいよ住宅展示場に行くことになりました。今度は、住宅展示場に訪問した際の注意点についてお話しさせて頂きます。




展示場に入ったら1時間以上の着座に注意

先ほども書きましたが、ハウスメーカーは営業の効率を高くするために、接客の手順がしっかりとマニュアル化されています。その中で、訪問時に座ってもらって、1時間以上と長い時間お客様とお話しができる営業担当者は、契約への成約率が高くなるというように、全てのお客様との接客内容をデーターにして管理しているそうです。

ハウスメーカーに訪問すると、最初に必ずアンケートの記入を依頼されます。どんな目的できたのか、何を望んでいるのか、その内容を確認して営業担当者は、着座してもらうため、着座してからの話題の内容について準備を整えて、少しでも長く滞在してもらおうと働きかけてきます。これが、営業の仕事ですからね。いい悪いではなく、長くお客様と話が出来るのが営業としての評価につながるようになっているので、仕方ありません。

時間に余裕があればいいですが、他のハウスメーカーも見て回りたいわけですので、最初の訪問時は1つのハウスメーカーで1時間以上の着座はしないようにしたほうがいいと思います。先ほども書きましたが、前もってその日のスケジュールを伝えておくといいです。時間を決めて話を聞くことで、自分が行きたいハウスメーカーにも時間がとれます。その中で、もっと詳しく聞きたいと思ったら、別な日に時間をとって話を聞くことも必要です。




担当したハウスメーカーの営業担当者の人を見る

ハウスメーカーを訪問した時に担当してくれた、営業担当者の人をよく見て下さい。
何故なら、その人が、今後そのハウスメーカーで進める場合に自分の担当になっていく可能性が高いからです。最初に接客した営業担当者がその後のお客様の担当になっていく割り振りになっていることが多いそうです。その営業担当者が今後自分の家作りの担当になるので、その営業担当者との相性はどうか?これはとても大事です。

家作りでは、物凄く多くのことを打合せで決めて行く必要があります。その際に、担当する営業担当者が自分の要望にちゃんと応えられる技量が無かったり、理解してくれなかったり、コミュニケーションができないと、思い描いていた家作りができない可能性があります。なので、接客してくれた人を見て、この人と家作りの長いお付き合いが出来そうかな?自分と相性は良さそうかな? ということを見てみて下さい。

実際、私たちも、素晴らしいハウスメーカーでしたが営業担当者の対応で嫌な思いもしました。ただ、相性の良くない営業担当者であっても、自分の家作りに重要なハウスメーカーであれば、担当者を変更してもらうことも考えてください。今後のことも考えると言いづらいとは思いますが、ここは妥協すべきところではありません。




実際に建てる家より大きい

住宅展示場に建っている家は、お客様を魅了できるようにハウスメーカー各社が選りすぐった、見栄えのよい家としています。その結果として、実際に住む家よりも、大きな家となっています。リビング、ダイニングキッチン、浴室、部屋すべてが広く作られています。

着座するための打合せスペースやキッズコーナー、営業担当者が待機する事務所スペースを併せて、大きくなっています。また、使っている壁や床の材料やキッチンなどの設備も、より見栄えのよいもので作られています。訪問時に見た家をそのままあなた様の家と置き換えると、敷地の大きさにしろ予算にしろ合わないものになってしまうと思います。

なので、訪問時に見て感じた広さや大きさの感覚をそのまま、自分の家作りの判断材料にできません。実際に人が住む家の大きさとしては、実際に住まわれるお宅をお施主様のご好意でお借りして行う、完成見学会の機会があります。新聞折込やチラシで案内が入っていたりします。こちらは、実際に住まわれる敷地があって。注文住宅の場合は、そのご家族が住まわれる前提での家となっていますので、大きさの体感として参考になると思います。




持ち物・服装

持ち物で言うと、訪問時にハウスメーカーからたくさんパンフレット等の資料をもらえます。1社2社と回るうちに増えてガサバって来て邪魔になるかもしれません。少し大きめのトートバックとか、A4サイズの書類が沢山入るカバン等があれば持って行くと便利です。買い物用のエコバッグでもいいと思います。それと、カウンターの高さとか、気になる点があった場合に、測れるようにメジャーがあればなおいいです。営業担当者に一言、声を掛けて測っておくと、自分なりの感覚を具体的に掴みやすくなってきます。
靴も、3社回れば3回脱いで履いてになるので、ブーツや紐の結びの必要のないもの等が楽なのではと思います。




実物で自分との相性を体感する

さあ、これからは自分で感じる直感の部分についてです。性能や価格だけでなく、直感で感じる部分も、外せない大事な要素です。建物に入った瞬間からこの家なんかいいと感じることあると思います。また、いろいろ検討したのにその家がどうも好きになれない、愛着が湧かないなんてこともあると思います。
一番分かり易いのが、実物の空間の中での体感です。そこで、自分とのその空間の相性を感じてみて下さい。




五感で感じる

当日は応対してくれるハウスメーカーの営業担当者の説明があったりで、自由に体感することがやりづらいかもしれません。その中でも、その空間が自分が、見てどう感じたか?そこで、広く感じるのか?狭く感じるのか?リラックスした感じになれるか?気分がうきうきしたり、高揚感を感じたりできるか?素材の色や模様でどう感じるのか?声の響き等聞いてどう感じたか?臭いは?苦になる感じではないか?フローリングの硬さ、感触は?等、建物に入るときにスリッパをはくと覆いますが、床を見るときはスリッパを脱ぐことも必要です。出来るだけ五感で感じてみて下さい。

そして、そこに自分が住みたいと感じるか?自分のこれからの人生で恐らく一番長い時間を過ごす空間になると思うので、そこにいて、リラックスできるか?居心地の良さが感じられるか?好きになれそうか?体で感じ取ってください。




暮らしを想像する

住宅展示場は見栄え良く作らなければいけないので、自分が実際に住む家とは大きさも仕様も違って来る可能性があります。
さらに、とても大きな違いが間取りです。住宅展示場で見る家は、その立地条件で特に何が今多くの方にアピールできそうかという売りやすい家、万人受けしそうな家となっています。
万人受けしそうな間取りと、自分の暮らしやすい間取りは違ってきます。キッチンのレイアウトや、洗濯をして、干して、しまう動線や部屋の位置関係、食事の後のくつろぎの場や、家族それぞれの居場所等、人によって、家族によって、暮らしやさ、動き方というものがあります。実際の住宅展示場の家の中で、自分がそこで暮らして見た様子を想像してみるのが、いいと思います。百聞は一見に如かず、と言いますように、限られた時間でも実物の中での検討は物凄い情報量があります。




ハウスメーカーにぶつける共通する質問を用意しておく

家の空間の相性を確認して頂く事と同時に、担当する人との相性も家作りでのとても大切な要素なので、担当してくれる営業担当者の人を良く見て下さいという事をお伝えさせてもらいました。各ハウスメーカーの営業担当者を同じように、言葉は悪いですが、比較をして自分に合うとこを選んでいかねばならないので。事前に、質問を用意しておくのをお勧めします。

家を建てる際に大事なポイントを3つ教えてください

という質問をしたらどうでしょうか?
この家を建てる際に大事なポイントを3つに対して、どのような答えを答えてくれるのかで、その営業担当者の知識、経験、力量や人柄が出て来ると思います。
憶えている、自社の家のセールスポイントを言って来るだけなのか?家を建てる際にということなので、今の様々な住宅の状況や求められている背景等を元にお客様の家として大事なという視点からのポイントになっているか?

その人が自分の家づくりの担当になる可能性が高いです。その営業担当者の力量、人柄とあなた様との相性で、出来てくる家は随分変わって来ます。
人柄を見極める意味では、「もしあなたが自分の会社以外の住宅会社で家を建てるとしたらどこにお願いしますか?」という質問をしてみるのも有効かもしれません。相手にとっては嫌な質問だとは思いますが、その答え方や答えの中にその人なりの大事にしている価値観が含まれているかもしれません。




他のハウスメカーも見る

一般的に住宅会社の施工対応範囲は、車で一時間圏内位と職人さんが通える範囲を目途としています。なので、隣接する市町村の住宅会社に依頼することもできます。
全国展開しているハウスメーカーに依頼するのであれば、最寄に営業所があるところなります。

最寄りの住宅展示場以外の実物件も

最寄りの住宅展示場に出展していない住宅会社の実物件をみることが出来ます。
住宅展示場は出展の為の費用がかなりかかるので、別の場所にその住宅会社単独でのモデルハウスを建てているところもあります。また、チラシ等で家の完成見学会の広告を目にされることがあると思います。これは、実際に住まわれる方の家を建て主様のご好意で住む前に、見学する機会を設けてくれているものです。実際に住む前提で、建てる敷地、建て主様のご要望を踏まえて建てているので、こちらはとても広さや間取り、設備など参考になることが多いと思います。機会を使って見に行って体感してみて下さい。

ネット検索等での写真の実例

実物件に勝るものは無いですが、見に行ける日程や時間が限られていれば、ネット検索等で事前に調べられるところはやっておいて、あたりを付けておいたほうがいいです。
気になっている住宅会社のホームページを見る。同時に、ピンタレストとか写真でリビングはこんな感じとたくさんの事例を紹介してくれているのもあります。

まとめ

多くの方にとって家作りは一生に一度の家族にとっての一大事。一方で家作りはどう進めればいいのか分からない中、家作りを進めてしまっているかもしれません。車や家電のように実物を見て比べてその中から選んだり、あとからもっといいものに買い替えたりできなので、我慢したり、不満を抱えながら暮らしたりというようになってしまわないようにいい家作りを進めて頂きたいです。

一方で、家作りは住宅会社毎に、自社のセールスポイントを前面な話になったり、ハッキリとした共通の比較の基準が無かったりで、正直凄くわかりづらいです。
そして、空間という実際の住んでみての体感が暮らしやすさの実感につながるので、空間との相性も選んでいかなければいけません。

空間と同時に家作りは、住宅会社の担当者との共同作業になります。なので、その担当者との相性、担当者の意識や力量、経験によって出来上がる家に大きく違いが出てきます。
実物の空間、担当者との実体感が、いい家作りには欠かせません。その実体感ができる場所としての、住宅展示場を自分の家作りにとって、上手に使いこなすことが大切です。
これを読んで頂いた方のいい家作り、いい未来の暮らし作りに少しでも役に立てたらうれしいです。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。