UselessDad’s diary

気になることを書きたいと思います。

家を建てるための費用はいくら




費用の内訳

家を建てるのにいくらかかるのか、これが誰もが一番気になるところだと思います。
私はよく知りませんでした。漠然と2000万円とか2500万円とか考えていました。しかし、実際はそうではありません。

家を建てるための費用は①本体工事費(全費用の約75%)、②別途工事費(①×約20%)、③設計料(⑤×約10%)、④諸費用(⑤×約5%以上)、⑤建築工事費(①+②)⑥工事費(①+②+③)というように分かれています。あくまでも目安になります。住宅会社によっては異なる場合があります。

よく、ネットやカタログ、広告などに表示されている1坪(3.3m2)当たり○○万円(坪単価)などの記載は①本体工事費のみを指している場合が多いです。実際には、それだけでは家は完成しません。また、1坪当たりの金額は各住宅会社により解釈が異なります。できるだけ金額を下げるために本来床面積に含まない部分までも含めて計算している場合もあるため注意が必要です。もし、その話が出て『うちは坪単価いくらですよ』という話が出たら、詳しく聞いてみて下さい。




本体工事費とは

建物の価格は、構造、広さ、間取り、グレード、設備(窓、キッチン、浴室、トイレ、収納など)によって大きく変わります。また、同じ仕様で建てても、場所や時期などでも異なることがあります。

構造によっては材料が異なるため建物の価格も変わります。例えば、木造住宅の全国平均坪単価(本体工事費)は約60.2万円、鉄骨造住宅の全国平均坪単価(本体工事費)は約86.6万円となっています。

住宅会社が最初に出してくる見積もり価格が本体工事費だと思います。きちんとした会社であれば、見積もり価格に内訳が記載されていますので確認してみて下さい。詳しい内訳の記載がなく、見積もり価格だけを提示してくる場合は注意が必要です。見積もり額がどこまで含まれているのかを確認し、内訳も見せてもらって下さい。住宅会社はできるだけ見積もり価格を低く見せてお客様に印象よくしようとする場合があります。特に、広さやグレード、設備などで価格を下げていることもあるので注意して下さい。

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別途工事費と設計料とは

別途工事費とは①既存建物の解体費(建て替えの場合は必要)、②地盤改良工事費(埋立地などの軟弱地盤では必要)、③外構工事費(建物の外回りの費用全般)、④照明器具工事費(リビングダイニング、寝室などの照明器具、水回りの照明器具は本体工事に含まれることが多い)、⑤カーテン工事費(各窓のカーテンレール、カーテン、ロールブラインドなど)、⑥空調工事。特殊設備工事費(エアコンなどの配管、取り付け工事、床暖房や24時間換気システム、家庭内LANシステムなどの特殊な設備工事など)、⑥屋外電気工事費・屋外給排水衛生工事費(建物外部の配線・配管工事、外構の電気・給排水衛生工事)、⑦引き込み工事(上下水道、都市ガス、CATV、通信回線などの引き込み)が含まれています。

設計料とは、設計から監理業務までの対価として設計事務所に支払うものです。『設計料はかかりません』と言われる住宅会社もありますが、必ず設計、監理業務は必要ですので、費用が発生しています。その場合は、本体工事費に含めている可能性があります。また、設計事務所に依頼せず自社の社員が行うことで費用を下げていることはあると思いますが、全くコストがかかっていないということはないと思います。

別途工事費は家を建てる状況により金額が変わってきます。特に住宅会社が見積もり価格を出す場合は、やや多めに見積もっていることがあります。また、外構工事、照明、カーテンについては、住宅会社で必ずしも依頼する必要はなく、ご自身で探して依頼、購入することで費用を抑えることもできます。

設計料は、各住宅会社で決めていることですので、価格が変更となることはほとんどないと思います。ただ、決定した設計を変更する場合には別途追加費用となることがありますので注意して下さい。