UselessDad’s diary

気になることを書きたいと思います。

中古住宅ってどうなんだ?




家作りのきっかけ

私たちははじめ、家を買うことに消極的でした。お金がかかるし、払いきれるのか不安だったので。また、今いるところは地元ではなく、ずっといるかはわかりません。親の面倒を見なければなりません。ただ、夫婦、子供2人の4人家族、アパート暮らしはそろそろ限界にきていました。

子供が大きくなるにつれ荷物が増え、子どもの成長と共に部屋が手狭になり、子供が家の中を駆け回るようになり、下の階への騒音問題が発生、トラブルになりかけています。このままでは今のアパートにはいられない。どうしても子供に音を立てないでと言いいますが、守れるはずもなく、大人もイライラ、子供もストレスになってしまっています。これでは誰も幸せではないなと思い始めました。それが私たちの家作りのスタートです。

今思えば、もう少し早く家作りについて考えればよかったなと思います。
それは、消費税増税、国や地域の補助金、住宅ローン控除、アパートの賃料、子供の成長などなど、もう少しいいタイミングで家作りができたかもしれないなと思います。今回は、きっかけはありましたが、必要に迫られた感があり、急いでしまったということです。本当に必要か否か、今が買い時なのかなど考える時間が少なかったように思います。また、高い買い物ですので、できるだけいいタイミングで買うことができれば、住宅資金や土地、家の大きさなど条件のいい家作りができるのではないかとも思います。
早くに家を建てることがいいとは思いませんが、みなさんもベストなタイミングで家作りができるように、情報収集をしていた方がいいかもしれません。




中古住宅をみてみる

そこで、まず中古物件見てみることにしました。最初から新築を考えていたわけではありませんでした。手ごろな金額で、良い物件あればいいなと、知識なく、漠然と考えていました。
とりあえず、インターネットで物件検索し、よさそうな物件を不動産に連絡してみることにしました。

不動産と一緒に、最初みたのが、奥まっている土地でしたが広さは十分、築50年の古家付きでした。昔の家なので平屋で、年数の割に家は住めなくはないかなと思いました。南向きだけど、周りには家で囲まれ、平屋であるため日当たりはあまりよくなさそうでした。
事前の情報では5年前に耐震補強工事したとのことでした。物件見学しましたが、素人にはどこを耐震工事したんだろうとわかりませんでした。
古いため値段はお手頃、トイレ、バス、キッチンをリフォームすれば住めるんじゃないの、なんて甘く考えていました。

違う日に、不動産に付き合いのあるリフォームをしている工務店を紹介してもらい、今度は工務店と一緒に再度物件を見学しました。

まずは耐震工事、工務店は本当に耐震が問題ないかわからないと言っていました。耐震が必要なところに見た目で耐震補強はされていなそうです。屋根裏、軒下すべて見てみないとわからないそうです(ちなみに工務店が確認するのに15万円ぐらいかかるらしいです)。市役所に耐震工事した記録は5年間保管義務ありますが、それ以降は廃棄され、記録が確認できず、どこを耐震工事したかわかりませんでした。工務店は仮に耐震工事が必要だとして、100万円以上はかかるかもしれないと、耐震工事をする場合、事前に申請すれば自治体から補助金がおりるそうですが、その建物に対し、生涯1回しか申請できないそうです。工務店は今回の物件は、おそらく補助金を申請して工事済みだろうと言っていました。

工務店がトイレ、バス、キッチンをリフォームすると200万円ぐらいかかりそうだと言っていました。耐震工事とリフォーム合わせると500万円ぐらいにはなりそうだとも言っていました。
リフォームをネットにあるまとめサイトで見積もりだす方法もあるが、中古物件の本を読んでみると、リフォーム会社は今非常に増えており、良い悪いがあるそうです。まとめサイトで比較して金額が最も低いところでやっても、逆に地元工務店の方が安いことが多く、ただ、その物件を理解しないでリフォームだけをするようになるため注意が必要だそうです。

工務店の人は、古い家であり、住んでいて徐々に不便となってくると、ところどころ修理が必要となり、維持費がかさむのではないかと言われていました。よく、古い家をリノベーションしてきれいにすることもできますが、すべてテレビなどと同じようにいかないようです。

電力も古い家であり20Aで、電線が細く、電力をあげることは難しく、電線自体を交換しないといけないといけないとのことでした。しかも、これもお金がかなりかかるそうです。

古い家の場合、水道管が細く、今の基準の太さの水道管に取り換える必要があるそうです。地面を掘って、新しい水道管に変えなければならないので、数十万円かかるそうです。

屋根、外壁の塗装も必要で、これも数百万円かかりそうとのことです。

昔の木造住宅であり、窓の隙間も多く、冬は隙間風で寒いだろうとのことでした。
天井はシミがあり、雨水がしみ込んでおり、木造も腐っている可能性もあります。

工務店としては、このまま住めなくはない、その場合は初期費用が掛からないが、住んでいくうちに、修理が必要になり結局費用がかさんでしまうのではないかとのことでした。
また、古い家であるためリフォームしたからと言って、どの程度この家が持つかはわからないとのことでした。すぐにダメになる可能性もあるそうです。
維持するのにお金をかけても最終的に住めなくなる可能性もあり、結果、新築を建てるのと、そんなに変わらないのではないかと言われ、私たちの条件を考えるとお薦めはできないそうです。

工務店はリフォームすれば利益になるはずでしたがデメリットについて詳しく話をしてくれました。
悪徳業者であれば、何としてでもリフォームしてもらいたいため、素人相手にうまいこと言って、その気にさせるはずだと思いますが、そんなことはなかった、非常に信頼できる方でした。

結果、この物件はやめることとしました。

もし、中古住宅を考えている方は、事前に調査し、知識をもって見た方がいいと思います。

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