UselessDad’s diary

気になることを書きたいと思います。

家を建てる前にお金のことを考える




これからの人生設計

信頼できそうなFPさんが見つかったら、まずは人生設計をします。

住宅資金を考えるのに、なんで急に人生設計なんだと思うかもしれません。中には、すでに子供がいる方やお仕事をされている方もいると思います。今更人生設計って、就職や結婚したてのときじゃないんだからと。住宅資金だけ考えればいいでしょと。私もそうでした。

しかし、人生は住宅を買うことが最終目標ではありません。むしろ、多くの人にとっては、家を建てたあとが大事になってきます。住宅ローンを組んで返済するだけでは、せっかくマイホームを手に入れたのに楽しくありません。家を建てても、できる限りやりたことをあきらめないようにするために、まずは家族の人生設計を考えることが住宅資金の第一歩になります。

なかには家計簿をつけられて、きっちりとお金のやりくりをしている方もいると思いますが、私のように面倒臭いことは苦手で、なんとなくやりくりしてきた方もいると思います。そんな方には、この人生設計を考えることで、これまで何にいくら使ってきたのか、どんなことをしてきたのか、また、これから自分たちは何にお金をかけていくのか、どんなことをしたいのかが具体的に見えてきます。その中で、住宅資金はどのぐらいまでだせるのか、どのぐらいであれば、家を建てたあとも、好きなことやりたいことにお金を掛けられるのかが見えてきます。その手助けをしてくれるのがFPさんです。

私自身、なかなか、お金についてここまで具体的に考えたことはありませんでした。これまで、こんなことにお金をこのぐらい費やしていたんだとか、もう少しこのお金は減らせるかもしれないとか、気づくこともあります。また、家を建てた後も家族旅行には毎年行きたいからこのぐらい貯金したいとか、何年後にいくらぐらいの車に買い替えるとか、何歳まで働きたいとか、その時の給料はいくらぐらいとか、子供の学校の費用はいくらぐらいかけられるか、習い事をさせたいとか、本当に細かいことまで考えます。細かく考えれば考えるほど、住宅ローンを組んだ時のシミュレーションがより現実的になります。自分たちのお金を丸裸にするのです。



具体的な人生設計を踏まえて、こんどは住宅ローンの金額をいくらにするかシミュレーションします。そこから算出された金額が返済可能な住宅ローンとなりますが、これを目いっぱいとすると、何か不測の事態が起こった時に立ち行かなくなります。例えば、65歳まで働くつもりで計算していましたが、現実はでは途中で病気にかかったり、事故にあったりで働けなくなったとかがあります。あくまで、自分が思い描いていた通りに進んだ場合は問題ないと思いますが、人生何が起こるかわかりませんので、そこは注意が必要です。

最も住宅ローンのシミュレーションで立ち行かなくなるのはなんだと思いますか?これは私がFPさんに聞かれたことです。それは物価上昇だそうです。物価が2%でも上昇したら、お金の価値も下がりますので、簡単に家計は赤字になってしまいました。これが一番怖いのだそうです。現に物価は少しずつ上がっています。ディズニーランドの入園料を考えてみて下さい。開園当時に比べ、2倍ぐらいまで上昇しています。おそらく、今後も値上げしていくものと思います。なので、余裕をもって住宅資金について考える必要があります。